JPAでLocalDateとLocalDateTimeを利用する

JPAでLocalDateTimeまたはLocalDateを利用するためには、以下のコンバータークラスを作成するだけで利用可能となります。(autoApply = trueを設定することでエンティティのフィールドに設定などは必要ありません。)

java.sql.DateとLocalDateの変換

java.sql.DateとLocalDateの変換処理を行うためのコンバーターを作成します。LocalDateはデータベースのDate型に対応します。

import javax.persistence.AttributeConverter;
import javax.persistence.Converter;
import java.time.LocalDate;

@Converter(autoApply = true)
public class LocalDateConverter implements AttributeConverter<LocalDate,  java.sql.Date> {

    @Override
    public java.sql.Date convertToDatabaseColumn(LocalDate localDateTime) {
        return (localDateTime == null ? null : java.sql.Date.valueOf(localDateTime));
    }

    @Override
    public LocalDate convertToEntityAttribute(java.sql.Date  date) {
        return (date == null ? null : date.toLocalDate());
    }
}

java.sql.TimeとLocalDateTimeの変換

java.sql.TimeとLocalDateTimeの変換処理を行うためのコンバーターを作成します。LocalDateTimeはデータベースのTimestamp型に対応します。

@Converter(autoApply = true)
public class LocalDateTimeConverter implements AttributeConverter<LocalDateTime,  java.sql.Timestamp> {

    @Override
    public java.sql.Timestamp convertToDatabaseColumn(LocalDateTime localDateTime) {
        return (localDateTime == null ? null : java.sql.Timestamp.valueOf(localDateTime));
    }

    @Override
    public LocalDateTime convertToEntityAttribute(java.sql.Timestamp  timestamp) {
        return (timestamp == null ? null : timestamp.toLocalDateTime());
    }
}

これでLocalDateとLocalDateTimeをエンティティに利用できるようになります。

AWS User Pools をJavaから利用する

こんにちは。beaglesoftの真鍋です。

このところSpring Boot+AngularJSでいろいろと楽しんでいます。AngularJSは初めてなので戸惑うことも多いのですが、段々と慣れてきてとても便利なものだと感じられるようになってきました。

ところで、このところAWSを利用する機会が増えたこともあって、いろいろな機能に触れることが多くなりました。AWSはどうにも最初はとっつきにくい感じがあるのですが、使ってみると想定以上に簡単に組み込めることが多いと思うようになりましたので、AWSにあるものはそちらを利用するようにするようになってきました。

そんな中で、ユーザー情報の管理(認証を含む)がないかなぁと思っていたところAmazon Cognito Your User Pools - 一般提供を開始 | Amazon Web Services ブログ という記事を見つけました。

とりあえず、やってみようと思ったのですがいろいろとよくわからないことが多かったです。そのことはともかく、動作するようになったサンプルは以下のとおりとなります。

yoichiro-manabe/aws-user-pools-example: AWSのUser PoolsへJavaからアクセするためのサンプル

package com.company;

import com.amazonaws.auth.AWSCredentials;
import com.amazonaws.regions.Region;
import com.amazonaws.regions.Regions;
import com.amazonaws.services.cognitoidp.AWSCognitoIdentityProviderClient;
import com.amazonaws.services.cognitoidp.model.*;

import java.util.Arrays;
import java.util.List;

public class UserSignupMain {

    public static final String USER_NAME_ID      = "test56";
    public static final String CLIENT_ID         = "app client idを設定";
    public static final String PASSWORD          = "aaaaaa*-123D";
    public static final String EMAIL             = "hoge@hogehoge.local";
    public static final String USER_NAME         = "abcdefg";
    public static final String PHONE_NUMBER      = "+818012345678";
    public static final String USER_POOL_ID      = "ap-northeast-1_XXXXX";
    public static final String TOKYO_REGION_NAME = "ap-northeast-1";

    public static void main(String[] args) {

        AwsServiceBase base = new AwsServiceBase();
        AWSCredentials awsCredentials = base.getAwsCredentials();
        AWSCognitoIdentityProviderClient client = new AWSCognitoIdentityProviderClient(awsCredentials);

        Regions regions = base.getRegions(TOKYO_REGION_NAME);
        client.setRegion(Region.getRegion(regions));

        System.out.println("ユーザーを作成します...");

        SignUpRequest signUpRequest = new SignUpRequest().withClientId(CLIENT_ID)
                                                         .withPassword(PASSWORD)
                                                         .withUsername(USER_NAME_ID);

        List<AttributeType> attributeDataTypes = Arrays.asList(
                new AttributeType().withName("email")
                                   .withValue(EMAIL),
                new AttributeType().withName("name")
                                   .withValue(USER_NAME),
                new AttributeType().withName("phone_number")
                                   .withValue(PHONE_NUMBER)
        );

        signUpRequest.setUserAttributes(attributeDataTypes);

        SignUpResult result = client.signUp(signUpRequest);
        if (result != null) {

            System.out.println("ユーザーが作成されました。");
            System.out.println(result.toString());
        } else {
            System.out.println("ユーザーの作成に失敗しました。");
            return;
        }

        System.out.println("追加したユーザーを取得します");

        AdminGetUserResult adminGetUserResult = client.adminGetUser(
                new AdminGetUserRequest().withUserPoolId(USER_POOL_ID)
                                         .withUsername(USER_NAME_ID));

        System.out.println(adminGetUserResult.toString());
    }

}

ちょっと思ったこと

利用してみて感じたのですが、AdminXXXのメソッドでサーバーサイドから処理を行うこともできるので、単なるユーザーストーレージとしても利用することができますね。

ただ、本来の利用方法としてはユーザーの作成と更新、ログインはクライアントとUesr Poolsで実行して認証後の具体的な処理(例えば業務データの表示とか)をUser Poolsから取得したキーをもとに認可を確認するという流れにすると楽そうです。

手書きだけど多分こんなイメージなのだろうと想像しています。

f:id:beaglesoft:20161113120135j:plain

…ということで、今回のサンプルはあんまり意味がないかもしれません。本来はAdminXXXではなくClientXXXのメソッドを使用する必要があるように思います。この辺はもう少し試してみたいと思います。

参考

そもそもRestAPIの認可について理解できていなかったので下記がとても参考になりました。

REST Security with JWT, Spring Security and Java | Toptal szerhusenBC/jwt-spring-security-demo: A small demo for using JWT (Json Web Token) with Spring Security and Spring Boot

また、IDaaSなるものがあるということは知らなかったのでこちらも大変参考になりました。

AWS Cognito User Pools は人類待望の IDaaS かも - Librabuch

SpringBootに関することはやはりこの書籍が拠になりました。SpringSecurityの構造について図でわかりやすく説明されています。

Spring徹底入門 Spring FrameworkによるJavaアプリケーション開発

Spring徹底入門 Spring FrameworkによるJavaアプリケーション開発

今読み始めたのがこちらです。Web APIについて知識や概念の理解が不足していると感じています。Rest APIを構築するということが結構これまでのことと変わるってことにあまり意識が言ってなかったので…。

Web API: The Good Parts

Web API: The Good Parts

Surface Pro4で外付けディスプレイの表示サイズを変更する

こんにちは。beaglesoftの真鍋です。

先日はSurface Pro4についていいところと悪いところを紹介しました。そういうブログを書いたあとにはやはり色々と改善できないものかと考えるらしいです。ただ、悪い所については改善できそうになかったのでちょっと不便だと感じていたことを調べてみました。

Surface Pro4は職場では外付けディスプレイを取り付けて利用しているのですが、この画面の表示サイズがすべてのディスプレイで同じ設定しかできないと思いこんでいたのでえらく不便な思いをしていました。

というのも、仕事場では比較的大きな外付けディスプレイの解像度に合わせて拡大率を小さくするのですが、外へ出たときにはSurface Pro4ではとても読めないくらいに拡大率が小さくなっているため不便を感じていたのです。(もっとも利用していたのがOneNote中心だったこともありそれほど不便ではなかったような気もしますが…。)

理想は職場など外付けディスプレイを利用するときもSurface Pro4単体で利用するときもそれぞれの解像度に合わせて表示されることが望ましいというわけです。

テキスト、アプリ、その他の項目のサイズを変更する

Surface Pro4のデスクトップを右クリックして表示されるコンテキストメニューから「ディスプレイの設定」を選択すると「ディスプレイのカスタマイズ」画面が表示されます。この画面の中に「テキスト、アプリ、その他の項目のサイズを変更する」という項目があります。下の画像は設定変更済みなのですが、最初はグレーアウトされていて「ログオフして…」という表示が出ていると思います。

f:id:beaglesoft:20161017212822p:plain

実際にこの項目をクリックしてログオフしてから再ログインするとそれぞれの画面ごとに変更ができるようになります。

まだ、Surface Pro4単体で利用していないのでなんとも言えませんが、これで一つ便利になってくれるとありがたいのですが…。