AndroidとEvernote

AndroidとOneNoteを使用したエントリーを書きましたが、OneNoteの欠点はWindows上でしか閲覧することができないということでしょう。そこで、OneNoteのような使用方法ができるツールはないかと言うことになりますが、似ているサービスとしてEvernoteがあります。

Evernoteとは、すべてを記憶して、どこからでもアクセスできそして素早く検索できることを目的としたクラウドサービスです。ちょっとしたメモや思いつきなどアイデアを保存したり、PDFファイルを保存したり、、、とてもOneNoteと似ています。

たとえば、このようにスケッチをとることができます。

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また、PDFファイルなども貼り付けることもできます。

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これらのファイルは自動的にインターネット上のサーバに保存されるので、どこに保存されているかを意識することはファイル転送量がオーバーして転送できなくなったときくらいではないでしょうか(※)。

ただ、とても残念なことにOneNoteできてEvernoteでできないこともあります。それは、スケッチブックにPDFなど画像ファイルを貼り付けて注釈を手書きで入れたりすることができないことです。OneNoteでは当たり前のようにできることですが、Evernoteではできないようです。

画像に直接注釈を入れることができないことは、非テキストデータを扱う上では致命的です。非テキストデータであっても追記を行うには、任意の位置に注釈などを追加する必要があるからです。

WindowsMobileでOneNoteMobileを使用したときも感じたのですが、なぜタブレット機能やタッチパッドのあるモバイル端末でこうした合わせ技が安価にできる仕組みがないのは残念でなりません。

ということで、結論としてはOneNoteで作成したファイルをEvernoteに取り込むことが現状では一番利便性が高いのではないかと考えています。もちろん、WindowsSharepointServiceなどを利用すればOneNoteをインターネット越しに閲覧することも可能ですが、どうも大げさな感じがしていただけないですね。

※Evernoteは無料の会員とプレミアム会員とがあります。無料の会員の場合、1ヶ月で60MBまでのデータを転送することができます。転送したデータの保存は無制限です。