技術書を電子書籍にしてみて感じたこと

電子書籍本棚

今年はとにかくモビリティにこだわった1年でした。場所にとらわれないで情報にアクセスすることができるにはどうすればよいか?ということにこだわりました。その一環として技術書の電子書籍化を進めたのですが、その結果として感じたことをまとめたいと思います。

なお、現在私の進めている書籍の電子化は以下の2通りの方法で進めています。

これまでの紙書籍の電子化

これはBookScanのプレミアム会員となって電子化を進めています。通算で4ヶ月程度利用しましたが、まだまだ書籍は残っているのでしばらくお願いすることになりそうです。

すでに電子書籍として販売されているもの

技術書については、オライリーAmazon、Kinoppy(紀伊國屋)で購入しています。最近はオライリーが一番多いように思います。

では、さっそく感想をまとめていきたいと思います。

カバンが軽くなった?

はたしてカバンが軽くなったかというと、やや軽くなったというのが現状です。というのも、書籍の代わりにiPadを持ち歩くようになったり、バッテリーを持ち歩いたりと結局のところ1冊の分厚い技術書を持ち歩いていることと大して変わらない(つまりは、カバンの重さぎりぎり?)な状態を維持しています。

愛用のカバンがマンハッタン パッセージなのですが、いつもぱんぱんです。

飲みながら技術談義でiPad登場

これは何も飲んでいるときに限らないのですが、ちょっとした情報を調べるときにとても便利です。とにかく手元のiPadには数十冊もの書籍があるので、書籍をチョイスして調べることができます。

(これはすごく失敗したことなのですが、電子書籍ビューアとしてiPad(第3世代 wi-fi)を購入したのですが、容量を16GBで購入してしまいました。電子書籍のファイル容量が1冊あたり50〜300MB程度なのでこれではとても足りずに残念な状態になっています。)

細切れの時間を使うようになった

電車での移動時間や待ち時間、ちょっとした時間で気軽に書籍を読むことができるようになりました。といっても、こちらはiPadではなくHTC One Xを持つようになってからです。

スマートフォンの画面サイズが大きいとやはり書籍を読むのも読みやすく、ちょっとした時間に書籍を読んでいます。ただ、普通のPDFの場合、iPadで読んだところとHTC One Xで読んだところの同期はないので Kinoppy や Kindle で読むことが多いです。

検索性が高まった

書籍を電子化するメリットは検索性でしょう。キーワードを元に書籍を横断して情報を取得することができるのでとてもすばらしいです。ただ、紙の書籍を電子化する場合、OCRを行う必要があることと、OCRの精度によってはあまり期待できないこともあります。この辺は注意が必要ですね。

結局のところ…

今のところ、紙の方がよいと思う事もありますが、それでも持ち運べる情報量の多さと場所の確保の観点からは電子化を進めてよかったと思っています。来年は文庫本を中心に電子化を進められればと思います。