先日のscala 2.10リリースに続き、play framework 2.1 もリリースされました。
Play Framework - Build Modern & Scalable Web Apps with Java and Scala
リリースノートはこちら。
play framework や scala/Java を使用した開発をこのところ行っていますが、scalaとplay frameworkについては後方互換の確保が非常に残念な状況だと聞いています。(←以前のメジャーバージョンアップを体験していないので伝聞です。) 今回はどの程度後方互換が維持されているのか気になるところです。
以前、マイクロソフトの製品で開発を行っていたときにはいろいろな意味で後方互換が維持されていたことを感じていました。たいていのものは新しいOS、言語でも問題なく動作しました。.net framework1.1 → 2.0へのバージョンアップは互換性を損ないましたが、それでもそれ以降のバージョンアップは基本的に互換性が確保されているように思います。
scalaの場合、言語自体が新しいということもあり、大胆な作り替えをコアなAPIで行っているようで言語をバージョンアップしたら動かなくなったという話がしばらくは続くのかなぁと思っています。(個人的にはそろそろ落ち着いてほしい…) play frameworkについてもメジャーバージョンアップは後方互換がないようなので、こちらも落ち着いてくれると助かるのですが…。
どちらも発展途上ということもあり、取捨選択を続ける必要があるのでしょうが、エンタープライズレベルの話になると切り捨てられるのが一番つらいなぁと思ったりもします。未だにVB6で作られたプログラムが健在な世界がエンタープライズな世界(これ間違えているかも…)ですので、ある程度のスパンで安心できるようになりたいですねぇ。