「HTML5で描く未来」は残念な内容でした

直感力を購入したときに合わせて購入した書籍です。このほかにも、ルールを変える思考法 (角川EPUB選書)アルゴリズムが世界を支配する (角川EPUB選書)も購入しましたが、それらはまた別な機会にしたいと思います。

この書籍ですが、残念ながら誰をターゲットに書かれた書籍かよくわからない内容となっています。そもそも、デジタルサイネージRFIDなどで世の中が変化するということはわかるのですが、なぜHTML5と無理矢理くっつけているのかがわかりません。HTML5である必然性がよくわかりませんでした。特に、銭湯の富士山がHTML5 になったらというくだりで、「鼻歌を歌うと鏡に歌詞が表示される」ということがなぜHTML5なのか。HTML5という技術を利用することはあるかもしれませんが、それ単体ではとてもできるものではないでしょう。

また、「ジャバスクリプト」という表記でプログラムを知らない人向けの話をしているのかと思いきや、MVCフレームワークなどおよそ開発をしている人以外には関係のない世界の話を持ち出すなど対象としている読者層がわかりませんでした。

個人的にはHTML5を使用したインタラクティブなユーザーインタフェースの可能性について知りたいと思い購入したのですが、非常に残念な書籍でした。

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