Linuxの初心者として思うこと

Windowsについてはそれなりに理解していましたが、LinuxはこれまでGUIからWindowsのような使い方を少ししただけでした。そんな私が、今回必要に迫られてLinux(CentOS5.5)を使用したアプリケーション開発を行うことになったわけですが、環境の構築も含めて自分で行いました。(まだアプリケーションの開発途中ですが…)

環境はさくらのVPSを使用しています。基本的にはこちらとCentOS徹底入門を参考に必要な部分の設定を行いました。もちろん、足りないところや不明なところは適宜ほかのウェブサイトを参考にしたりしました。

コマンドさえ知らない状態だったのですが、TomcatとApatchを連携させて外部から接続したり、FTPサーバを立てることで何となくLinuxの設定の仕方などが理解できてきました。

今回はコマンドのみで、設定ファイルの編集もvimを使用してWindowsのエディタでは行わないようにしようと決めていたので、そういったことが一通りできるようになったことは良かったと思っています。

そんな初心者な私がなかなか理解できなかったことがLinuxのディレクトリ構成です。アプリケーションごとにどのフォルダにインストールされるか、ログファイルはどこに出力されるのかといったことがさっぱりわかりませんでした。

調べてもすぐにわからないこともあり、(ApatchやTomcatに限らず著名なソフトウェアはおそらく当たり前の話なのでしょう)、このことに関してはFTPクライアントを利用してGUIでディレクトリ構成などを把握するようにしました。

GUIで見てみると、今まで自分が手順として行っていたこと、たとえばwgetコマンドで取得したファイルをインストール後、ダウンロードしたファイルを削除していなかったりとか…が結構わかります。

スキルを取得するために制約をつけることは大事なことだと思うのですが、今回のように新しい概念を理解する場合には道具を使用する方が良さそうです。何事も程度の問題ですかね。

CentOS徹底入門は良い書籍だと思いますが、必ずしも必要ないと感じました。特に、これから多くなるであろうVPSを使用した環境構築などではインストールなどの作業は不要です。キーワードを元に検索してそれでもわかないことだけ書籍に頼る方が懐に優しいかもしれません。