私は慣れていない言語を使用して開発をする場合、Tips集のような書籍と文法書を用意します。たとえば、C#であれば Tips集が C#クックブック 第3版 であり、文法書が プログラミングC# 第5版 です。基本的にはプログラムは変数宣言、条件分岐、ループを組み合わせて処理を行うので、それらがどのように実装されるべきかを文法で確認しつつファイルのI/Oやストリームなど言語に依存するライブラリィの操作についてはTips集を参考にします。
今回のAndroidでは、遙か昔に研修を受けたJavaを使用したAndroid開発なのでちょっと異なりますが、おおむね以下の書籍が私には役立っています。
Javaの文法書はいろいろとありますが、さすがに入門書では少し物足りないのでこちらをことあるごとに参照していますが良書だと思います。C#と対比すると、プログラミングC# 第5版 よりもプログラミング Microsoft Visual C# 2005 言語編 (マイクロソフト公式解説書) に近い内容となっています。言語の奥深い内容を説明している書籍ですね。
こちらも言わずとしれたJava書籍の名著でしょう。C#にも More Effective C# がありますが、こちらの見出しと似ているのも特徴的です。
ちなみに、More Effective C# は翻訳されていませんがEffective C# (Covers C# 4.0)としてC# 4.0に対応した書籍が発売されています。Kindleで読みましたが、
More Effective C#と同じ項目や、差し替えられた項目などC# 4.0に対応した内容が盛り込まれているので役立ちます。
続いてAndroidに関する書籍です。こちらは何度もエントリーで取り上げているのでご存じだと思いますが、文法書?(正確には文法だけではなくAndroidを制御するTips集でもありますが、、、)としてAndroid開発をどのように行うかが説明されています。出版年月日が比較的古いため、Android1.6をターゲットに説明が行われていますが、内容として困ることは特にありませんでした。
AndroidのTips集としては、こちらの書籍がすばらしいと思います。開発環境の構築やListViewの使い方、音声検索やカメラの制御、画像の扱いなどほしいなと思う内容が比較的記載されているのでとても重宝します。
ただ、惜しむらくは内容が少ないことでしょうか。画面レイアウトや画面遷移などについて説明があるとこの書籍のTipsの組み合わせでいろいろなものが作れるなぁと感じるところです。
Andorid開発を行っていて一番苦労するのは画面周りだと思います。私がWindowsアプリを中心に開発してきたせいかもしれませんが、うまく動作するデザイナがないこととセオリーがいまいち見えないため手探りで画面設計しています。
調整した画面はエミュレータ上のアプリケーションで確認することになるのでなかなか時間がかかります。この辺について、スマートな方法や画面設計のセオリーのようなものがあると素敵なのですが…。
画面周りについては、ことあるごとにエントリとしてあげていきたいと思います。