inittabに正しいランレベルを指定しない場合、Linuxは正常に起動しなくなりますがこの場合には、シングルユーザーモードで起動することでinittabのランレベルを変更できます。
今回実行した環境は CentOS6.7 です。CentOS7ではありませんのでご注意ください。
処理前の状態
Linuxの起動画面で起動するLinuxを選択する画面を表示する。
起動前にコマンドを編集するため
e
を入力する。行の末尾に移動し、1文字分のスペースを空けて
single
と入力します。エンターキーを押下することで2の画面に戻るので
b
を入力しシングルユーザーモードで起動します。- 起動したら inittabに正しいランレベルを入力し、再起動します。
この辺は、以下の記事にもあるとおりrootパスワードを忘れた場合の対応などにも利用可能です。具体的には、上記の5まで起動したところでpasswd
コマンドを実行すればrootのパスワードを変更できます。
Linuxのポケットリファレンスはこれが一番使いやすいです。できれば機能毎の索引ではなくキーワードでの索引がほしいところです。
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