たのしいRuby(第3版)を先ほど読み終わりました。
古本屋の軒先に100円で販売されていたたのしいRuby(第2版)でRubyの勉強を始めたものの、Ruby1.9には対応していないことがわかって最新版の第3版を購入しました。
およそ1ヶ月程度かけてちまちまと読んでいきましたが、とてもわかりやすかったですし、理解が進んだと実感しています。なにせ、この本を購入する前に 初めてのRuby を読み始めてわかったようなわからなかったような状態だったのが、今では「なるほどねぇ…」と思えるほどに理解できるようになったので、橋渡し役を十分行ってくれたのではないかと思います。
たのしいRubyを読んで気づいたことはたくさんありますが、そのうちのいくつかをメモしておこうと思います。Rubyを使い始めた頃はこんなことを感じていたのか…と5年くらい後に感じられると素敵だと思うので。
今のRubyについての心境をば…
- たのしいRubyはRuby1.8系と1.9系に対応しているけど、その説明がちょっとわかりにくかった。だからというわけではないけど、これからRubyをオレオレプロジェクトで使用するなら、Ruby1.9系のみにターゲットした方がよいと思う。マルチバイトの扱いは、VB6と.NETの差異に近くて.NETの扱いの方が便利なのは周知のことだし。
- Rubyに限らず、正規表現はきちんと勉強するべきことだねぇ。正規表現がうまく使えることは汎用性の高い便利なモジュールを使えることだから。
- RubyはC#に比べると、記述が簡潔。変数宣言という概念がないことは戸惑うけど、慣れればこれでもよいと思う。ただ、くれぐれもvarとは概念が異なるので注意が必要。特に、数値型の演算は型を意識しないとうまく動かなくなることがある。
- Mix-inをどう利用するかを考えないと。クラス間の共用部分をモジュールとしてMix-inするくらいにしか思いつかないけど、これってstaticなメソッドで構成されたライブラリのようなイメージ?
- Rubyではテスティングフレームワークがどうなっているのか今のところ不明。RubyMineはテスティングフレームワークに対応しているのか?Resharperのような便利さを持っているのか?気になるところ。
もともとRailsを勉強したくて Ruby onRails3 という書籍をRubyの知識もなく読み始めたのですが、Model層のあたりからすこしRubyの文法をおさらいした方がいいかもと思い始めました。なので、今後は通勤時には 初めてのRuby をよみつつ、Ruby on Rails3を中心に進めていきます。