このところ、時間を見つけてはUbuntu上でAndroid開発をする環境を整えています。先日購入したThinkPadにはWindows7がインストールされているのでわざわざUbuntuをインストールする必要もないのではないかとの話もありますが、AndroidもLinuxですのでLinuxと戯れておこうかと。
(実のところ、今の現場でゴタゴタしたことがありとても開発を楽しくできる状況ではないので、環境設定とLinuxのスキルを身につけることに寄っている状況です。)
そんなわけで、VMWare PlayerにUbuntu10.10をインストールしたわけですが、こちらはほんとに簡単にまったく問題なくインストールができて拍子抜けしています。ハードウェアの認識もまったく問題なく、こちらも文句なしにスムーズでした。
その後、eclipseをインストールしたりAndroid SDKのインストールやエミュレータの設定等を行い開発ができる環境まで整いました。せっかくなので開発済みのアプリを実機で動作させようとしたところ、実機が "??????" となっており認識されません。何度かUSBケーブルを抜き差ししたのですが、やはり認識されず…。
$ adb devices List of devices attached ???????????? no permissions
困ったときの何とかではないですが、Googleで検索をしたところ出てきました。Windowsの時と違って、そのままでは使えないらしいということが。
とは言うものの、設定はとても簡単です。(Setting up a Device for Developmentを参考にしました。)
/etc/udev/rules.d/51-android.rules というファイルを作成します。
Ubuntuのバージョンによりファイルに書き込む内容が異なるようですが、Ubuntu10.10では下記の内容で問題なく認識しました。
SUBSYSTEM=="usb", SYSFS{idVendor}=="0bb4", MODE="0666" (SYSFS{idVendor}には、USB Vendor IDSを参考に適切な値を設定する必要があります。)
- 作成したファイルにパーミッションを設定します。chmod a+r /etc/udev/rules.d/51-android.rules
あとは実機を接続すれば正常に認識されるはずです。
$ adb devices List of devices attached HT05XXX00000 device
これで実機での動作確認が行えるようになりますね。