選択と集中というより、逐次投入と各個撃破

言語に限らず何かをものにするためには、選択と集中を行う必要があります。ようは、有限の時間を如何に効率よく使うかを考えれば、少数のことに集中することが重要だと言うことですね。

ただ、「選択と集中」といえば聞こえは前向きでしょう。けれども、「逐次投入各個撃破」と言えば非常に後ろ向きな響きに聞こえてきます。

私見ですが、この手の戦略に関わりかつ失敗したときには撤退もしくは撤退さえ許されない状況になるような話は後ろ向きな表現を用いる方がよいと思います。

「我が社は○○を中心に成長します!まさに、選択と集中を行うのです。」的なフレーズを聴くわけですが、結局のところその段階ではある程度まで戦力を逐次投入しては各個撃破されてきたという経緯が隠されています。

自分が常に選択と集中を行っているかと考えるより、逐次投入各個撃破を避けるにはどうするかを考える方が危険を避けられるように思うのです。